センシンロボティクスとドームは5月27日、スポーツ分野のドローン活用において協業に合意したと発表した。協業により、センシンロボティクスのドローンソリューションと、ドームが持つアスリートサポートに関する知見の相互利用が実現させ、スポーツ分野における新たなビジネスモデルの創出を目指す。
今回の協業では、スポーツの戦略的データ分析技術の共同開発におけるセンシンロボティクスのドローンソリューションとドームの持つアスリートサポートの知見の相互利用、センシンロボティクスのドローンソリューションによるコンサルティング支援を進める。
第1弾として、ドームの関連会社のいわきスポーツクラブが運営するサッカーチーム「いわきFC」(東北社会人サッカーリーグ1部所属)において、ドローン技術を活用したサッカーのフォーメーション戦術の分析を行う。試合や練習風景を上空から撮影し、従来にない視点からプレーをチェックすることで、高度な戦術構築や技術指導の質の向上が見込まれるという。
取得できる主なデータ項目は、ピッチ全体の俯瞰映像、ボールの動き、選手間の距離、状況別ポジショニング、ゴールシーンの振り返りなど。将来的に撮影した映像をデータベース化した、高度な戦略や映像共有をしつつ、戦略策定などにも対応を予定している。
また、チーム強化のための活用だけでなく、ドローンで撮影した映像を配信することでスポーツファンへの新たな視聴体験の提供についても取り組む。