NECソリューションイノベータは5月20日、「NEC クラウド利用状況監視 App」シリーズの最新版として「NEC クラウド利用状況監視App for Office 365」の提供を開始した。サービス利用性は税別で年間300万円(「Office 365」1テナントあたり、初期導入費と「Splunk Enterprise」のライセンス購入が別途必要)、今後3年間で50社の利用を目指す。
NEC クラウド利用状況監視 Appは、クラウドサービスの利用状況の可視化などにより、セキュリティリスクの低減やメンテナンス作業の効率化を支援するソリューションで、データ分析プラットフォーム「Splunk Enterprise」上で動作する。
これまで提供してきた「NEC クラウド利用状況監視App for Box」に続き、今回はマイクロソフトのクラウドサービスのOffice 365に対応。Office 365のログを収集し、利用状況を可視化、分析することが可能なことに加え、Office 365やBoxなどに対応したNEC クラウド利用状況監視 Appを組み合わせて活用することで、マルチクラウド環境への対応も可能としている。
主な特徴としてSharePoint OnlineやExchange OnlineなどのOffice 365の監査ログやメッセージログを収集し、アクセス状況の可視化や監査に有効なレポートの作成・保管を行うことができるほか、事前に設定した利用ルールに違反があった場合、レポートや管理者へのアラート通知等を行うことができる。これらの機能により、Office 365を使用する際のセキュリティの強化や利用状況の分析作業の効率化を支援するという。
また、Office 365のログの仕様変更や機能強化などに対応し、新ソリューションの仕様も変更されることから、クラウドサービスの仕様変更等に伴い発生するメンテナンス作業の効率化を支援するとしている。