米VMwareは5月13日(現地時間)、データセンターの二酸化炭素排出量とエネルギー使用量のレベルを基にほぼリアルタイムで算出される「カーボン スコア」と、排出量を削減するための推奨事項を提供する「Carbon Avoidance Meter(CAM)」を発表した。

CAMは、プロアクティブサポートのためのツール「VMware Skyline」を通じてVMwareに送信されたテレメトリ データに基づいてカーボン スコアを算出する。

  • 「VMware Skyline」の画面

具体的には、消費電力をほぼリアルタイムで分析し、顧客に求められるカーボンオフセットクレジットの購入量のほか、より持続可能なエネルギー源の利用するために何日分のワークロードをシフトできるかを把握可能にするデータを提示する。

また、これらの情報を基に、より持続可能なエネルギー源から電力を利用する、あるいは業務時間外はワークロードをより持続可能なエネルギー源に移行することを実現する。

そのほか、ほぼリアルタイムでのCPU種類別の負荷量の動的な算出、監視対象システムの負荷算出、データセンターのある特定の地域での消費量に基づく二酸化炭素排出量の算出などの機能を備えている。

CAMはVMware Skylineのユーザーにプロアクティブ サポート サービス「VMware Skyline Advisor」を通じて、2019年後半に提供開始される予定となっている。