沖縄セルラー電話は2月18日、KDDIの協力の下、沖縄九州間の海底ケーブルにおいて、これまでの太平洋ルートに加え、東シナ海ルート「沖縄セルラー 沖縄~九州海底ケーブル」を新たに建設すると発表した。運用開始時期は2020年4月予定。
新海底ケーブルは、次世代移動通信システム「5G」の普及に伴うトラフィックの増加、南海トラフ地震をはじめ想定される大規模災害への対応を見据え、80Tbps(容量)という大容量通信を可能とする。
新海底ケーブルの敷設を担当するのはNEC。同ケーブルは沖縄県名護市と鹿児島県日置市を結び、総距離は約760km、最大水深は約1200mとなる。
深海8000mの水圧に耐えられる光海底ケーブルを製造可能なNECの子会社であるOCCがケーブルの製造を担当する。