NTTスマートコネクトとテクノプロ、ネットアップは2月7日、さまざまなハイパースケールクラウドをセキュアな接続で利用できる国内向けクラウド接続サービス「セキュア・ハイブリッド/マルチクラウドインテグレーション」を3社で展開すると発表した。
同サービスは、セキュアかつハイブリッド/マルチククラウド環境としてのインフラ提供とユーザーニーズに応じたインテグレーションの実現をコンセプトとしており、セキュアなインフラ基盤上でデータを一元管理し、さまざまなインテリジェンスな機能用途などに合わせてハイパースケールクラウドを選択・活用することで、コンピュート機能とデータを切り離し、ユーザーに拡張性と安全性を有したクラウド利用環境、インテグレーションを提供するという。
また、同サービスはNTTスマートコネクトの「スマートストレージ」「クラウド クロス コネクト」、ネットアップの「NetApp Private Strage for Cloud」で構成し、テクノプロのインテグレーションを組み合わせ、3社が保有する国内チャネルにより、全国に展開する。
スマートストレージは高速処理を実現するハイスピードプランと、ユーザーがストレージ機器を専有できるプライベートプランが選択可能となっており、ハイパースケールクラウドのコンピュートと、スマートストレージ上のデータを切り離し安全な管理を可能としている。
クラウド クロス コネクトは、NTTスマートコネクトのハウジングサービス・クラウドサービスや主要なメガクラウド事業者が提供するクラウドサービスとユーザーのネットワークを接続するサービス。さらに、NetApp Private Strage for Cloudは、さまざまなクラウドサービスに対して利用でき、データの透過的な利用とコントロールを可能にするソリューションとなっている。
ハイパースケールクラウドのコンピューティングリソースに加え、パフォーマンス、可用性、制御性に有する専用のエンタープライズストレージを併用したソリューションをテクノプロのインテグレーションにより、それぞれのニーズに合わせて構築するため、最適なクラウド環境の提供を可能としている。
加えて、ユーザーが自社のネットワークを接続するだけで、インターネットを介さずハイパースケールクラウドサービスを利用することができるため、セキュアな環境を実現するだけではなく、今後のエンタープライズ領域の基幹システムのクラウド移行、BCP対策、DXビジネス(AI連携)、IoTなど幅広い分野での活用を想定し、拡張性・安全性の高いクラウド運用を可能としている。