キヤノンは9月3日、オフィス向け複合機の機能を拡張するクラウド型MFP機能拡張プラットフォームを本格展開し、これに合わせて、同プラットフォームで新たに機能を提供する新サービスとして「uniFLOW Online Basic Scanningパック/Advanced Scanningパック」の発売を開始した。
同社では、オフィス向け複合機(MFP)を対象としたクラウド型MFP機能拡張プラットフォームを本格展開する。同プラットフォームはセキュリティを確保しつつ、複数のMFPやクラウドサービスを同プラットフォーム上で統合し、MFPの機能拡張を可能としている。
同プラットフォームは、機能をMFPに組み込むのではなく、クラウド上で拡張できるプラットフォームとなり、例えばモバイル端末からの印刷やスキャン文書にOCR(光学文字認識)や傾き補正などを行う画像処理およびMicrosoft Officeフォーマットへの変換処理、さらに複数のMFP利用状況を一括管理できる機能などを付加できるという。
また、外部クラウドサービスと接続するクラウドコネクター機能は、パソコンを使用することなく、MFPからの操作だけで、スキャンした文書を外部ストレージや、経費処理など特定業務に特化した外部サービスへ送ることを可能としており、接続できるサービスは今後も拡張を予定している。
これにより、テレワークや在宅勤務、外出先での業務を想定したモバイル環境対応、スキャン業務の効率化、管理業務の負荷軽減など、オフィス業務をサポートする。
なお、オフィス向け複合機「imageRUNNER ADVANCE Gen3 2nd Edition」(2018年1月発売)は同プラットフォームへの接続機能を標準装備しており、本体設置時、専用ボタンを使って簡単に機能を有効にできる。
クラウドサーバー型機能拡張プラットフォームが提供するクラウドサービス「uniFLOW Online Express / Online」のサービス詳細は、下記の通り。