A10ネットワークスは7月4日より、Kubernetes向けの自動化・アプリケーション分析ソリューション「A10 Ingress Controller for Kubernetes」を提供開始すると発表した。

同製品は、SaaS型アプリケーション配信/セキュリティ管理用コントローラ「A10 Harmony Controller」、コンテナ・マイクロサービス対応SaaS型アプリケーション配信管理プラットフォーム「A10 Lightning ADC」と連携して利用する。

具体的には、Ingressリソースにより、アプリケーションデリバリーの設定やポリシーの自動プロビジョニングを実行し、Kubernetes環境におけるコンテナのライフサイクルと連動した動的なアプリケーションデリバリーの設定更新を自動で行う。

これにより、アプリケーションサービスの規模拡大・縮小や、Kubernetesクラスタの規模に応じて、コンテナ型のA10 Lightning ADCも連携して自動で拡大・縮小さえる。

また、「A10 Ingress Controller」は数百のアプリケーションメトリック(測定基準)を収集することにより、包括的なアプリケーション分析環境を提供する。

これによりアプリケーションの運用チームは、迅速なトラブルシューティングや容量設計の管理、パフォーマンスやセキュリティの異常検出を行えるようになり、この分析データは、アプリケーション分析と一元管理のためのプラットフォームであるA10 Harmony Controllerのダッシュボード、またはAPI経由で取得することができる。