ウイングアーク1stは6月29日、3種類のOCRエンジンで紙の書類をデータ化し、自動振り分けをはじめとした文書管理や、ETL・RPAとの自動連携によるデータ活用を実現する、文書データ活用ソリューション「SPA Ver.10.0」を同日より提供すると発表した。

  • 「SPA Ver.10.0」

「SPA」は、OCRと文書管理の機能を統合し、書類のデータ化や業務の自動化、データの活用を支援する文書データ活用ソリューション。文書の保存期間に応じた自動削除、作成した文書ファイルを自動的に保存(アーカイブ)、ファイルの日付や数字、文字列などの条件による自動仕分けなどの機能を持つ。

最新版では、OCR機能を搭載。エンジンは、ABBYY FineReader Engine(ABBYYジャパン)とWingArc Data Capture(自社開発のAIベースOCRエンジン)を標準搭載し、Tegaki(Cogent Labs)は有償[従量課金]にて提供する。これら3つのOCRエンジンは、フィールド単位で切り替えることができ、それぞれのエンジンが得意とする領域を使い分けることで、全体の認識率を向上させることができるという。

製品にはパッケージ版とクラウド版があり、価格はパッケージ版が379万5,000円(税別)~クラウドサービス「SPA Cloud」が50,000円/月(10ユーザー、税別)~。なお、クラウド版の提供は7月31日からとなる。