Sophosは5月24日(米国時間)、「Office 365 will automatically block Flash and Silverlight」において、MicrosoftがOffice 365ユーザーに対し、組み込まれたFlashコンテンツ、Shockwaveコンテンツ、Silverlightコンテンツのアクティベーションをブロックする処理を開始すると伝えた。これらコンテンツのサポート終了が近づいていることや、サイバー攻撃に使われていることなどが、理由として挙げられている。

Adobe Systemsは2017年、Flashのサポートを2020年に終了すると発表した。Microsoft Silverlightのサポートは2021年に終了すると見られており、どちらも組み込みコンテンツとしてはそれほど利用されなくなっている。

  • Blocking Flash、Shockwave、Silverlight controls from activating in Office Applications for Security - Microsoft

    Blocking Flash, Shockwave, Silverlight controls from activating in Office Applications for Security - Microsoft

しかし、サイバー攻撃ではこの機能が悪用されており、現状では利点よりも問題点のほうが多い状況になっている。Microsoftはこうした状況を受けて、Office 365のサブスクリプションユーザー向けにFlashコンテンツなどのブロック開始を発表。SATチャンネルやSAチャンネルまで、随時ブロックを実施していくとしている。

一方、Microsoft Office 2016、Microsoft Office 2013、Microsoft Office 2010などに対しては、こうしたブロックは実施しないと説明している。