AIの研究などを行うCogent Labs(コージェントラボ)は5月7日、ソニービジネスソリューションのデジタルペーパー「DPT-RP1」と、コージェントラボが提供する手書き帳票に書かれた文字をAIにより高精度にテキストデータ化するサービス「Tegaki」を連携し、デジタルペーパーで書いた手書き文字をデジタル化するソリューションのプロトタイプを構築したと発表した。顧客企業にプロトタイプ環境を提供してテストマーケティングを開始する。
「DPT-RP1」はPDFの閲覧や書き込みが可能な、ソニービジネスソリューションが提供しているデジタルペーパー。「DPT-RP1」を活用した帳票やドキュメントの送付、回収といった制御・管理が可能になる「デジタルペーパー連携サーバーソフトウェア」と、コージェントラボの「Tegaki」を連携させることで、手書き文字をデジタル化し、顧客企業の基幹システムと接続できるようになる。
また、手書きでありながら完全ぺーパーレス環境が実現するため、紙を回覧・保管する工数と、手書き文字を手で入力する業務コストの削減ができるだけでなく、セキュリティも万全なシステムを構築できるという。
同社では銀行、保険、クレジットカード、各団体入会、携帯電話契約、などの「窓口業務」をはじめ、保守サポート、損保査定、現場報告、などの「フィールドワーク業務」、問診票、同意書、電子カルテなどの「メディカル用途」など幅広いシーンで活用できると想定している。