Opensource.comは4月24日(米国時間)、「An introduction to the GNU Core Utilities|Opensource.com」において、Linuxディストリビューションで必須とも言えるパッケージ「GNU coreutils」「util-linux」について紹介した。Linuxディストリビューションを構成するもっとも基本的なパッケージであり、重要なコマンドが納められている。また、これらのパッケージはほとんどのケースで最初からインストールされており、個別にインストールすることは少ない。
GNU coreutilsにはUNIX系オペレーティングシステムで使われることが多い基本的なコマンドが納められている。基本的なコマンドはほぼカバーされていると言える。同様に、util-linuxにも基本的なコマンドが含まれているが、GNU coreutilsには含まれていないコマンドのいくつかにシステム管理に関するコマンドがある。util-linuxはもともとfileutils、shellutils、textutilsという3つの異なるパッケージだったものを1つにまとめたものだ。
*BSD系のオペレーティングシステムはユーザランドのコマンドやツールも含めてプロジェクトが開発を行っている。Linuxではカーネルとユーザランドコマンドは別のパッケージとなっており、ディストリビューションベンダーやプロジェクトがそれらを取りまとめて配布を行っている。