伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は3月14日、コンカーの経費管理クラウドサービス「Concur Expense」と、Sansanの法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」を連携させた「Sansan Business Card連携サービス」の提供を開始すると発表した。

「Concur Expense」は、交通系ICカードや交通経路の検索サービスなどと連携して、経費精算の際の路線や金額などの手入力を省き、企業の経費規程に基づくチェックの自動化やデータの分析機能で不正防止、コスト削減等を実現する経費管理クラウドサービス。今回発表された「Sansan Business Card連携サービス」は、Sansanの名刺情報と経費情報を連携することで、交際費の精算時に同席者の登録情報から正当性を判断し経費の適正化を実現する。

従来は、交際費の精算時に同席者の情報について真偽を確認する方法がなく、正当性が判断しにくかったり、氏名や部署などの記載に統一性が保てず経費分析に名寄せが必要だったりしたが、同サービスによって、名刺交換をしていない社外の人との交際費使用を監視することができ、名寄せや入力の時間を削減することで業務の効率化にもつながるとしている。