ソフトバンク コマース&サービスは2月22日、DJIの農薬散布ドローンである「AGRAS MG-1(アグラス エムジーワン)」の機体販売を2018年2月から開始すると発表した。価格は約180万円。
新製品は、液体農薬・肥料・除草剤を10kgまで搭載でき最大1haの農地に10分で散布可能という、8枚のプロペラを搭載した大型ドローン。手作業に比べて数十倍、機械による作業の数倍のスピードを実現するとしている。
同製品は、前下方・後下方・下向きの3つのミリ波レーダーにより地形に沿って自動で高度調整し、作物との距離を10cm以内の精度に保ち散布するほか、飛行速度によって散布量を自動的に調節し、農薬を常に均等に散布。8枚プロペラのダウンウオッシュ(吹き降ろし風)効果により、無駄の少ない散布を実現するとしている。
さらに、防塵・撥水・防錆設計を施しており、ローターアームとプロペラは折りたたみが可能なため持ち運びも便利だという。
本体のサイズは、フライト時が1471×1471×482mm、アーム折りたたみ時が780×780×482mm、重量は本体・バッテリー・空の農薬タンク込みで13.5kg、液体10kg搭載時の離陸重量は23.5kg。飛行時間は農薬10kg搭載時で約10分間、農薬搭載無しの場合で約24分間となる。