Canonicalは2018年2月14日(英国時間)、「More diagnostics data from desktop」において、ユーザー体験を向上させるため、Ubuntuのインストール時にユーザー情報を収集してCanonicalのサーバに送信する機能をデフォルトで有効にしたいという提案を行った。
収集対象のデータとして次の項目が挙げられている。
- Ubuntu Flavour
- Ubuntuバージョン情報
- ネットワーク接続性
- CPU情報
- メモリ情報
- ディスク情報
- ディスプレイ解像度
- GPU情報
- OEMメーカ
- 位置情報
- インストール時間
- 自動ログインの有効無効情報
- 選択されたディスクレイアウト情報
- 選択されたサードパーティ製ソフトウェア情報
- インストール時にダウンロードアップデートを実施したか否か
- LivePatchの有効無効情報
ユーザーデータの収集と送信は、該当するチェックボックを外しておけば実施されないとしている。収集されたデータはディスクに保存され、システム起動時に一度だけネットワーク接続が確認された段階でCanonicalのサーバに対してHTTPS経由で送信されると説明がある。
データの収集が始まる時期は、話が早く進んだとして、4月に公開が予定されているUbuntu 18.04 LTSに取り込まれる可能性がある。