Googleは2018年2月12日(米国時間)、「Google Cloud Platform Blog: Cloud TPU machine learning accelerators now available in beta」において、Cloud TPUをGoogle Cloud Platform (GCP)でベータ版として提供開始したと伝えた。課金方法は、秒単位(米ドル 6.50 /Cloud TPU /時間)。
Cloud TPUはTensorFlowでプログラミングされた特定の機械学習ワークロードの高速化やスケールアップを実現することに最適化されたハードウェアアクセラレータ。4つのカスタムASICで構築されており、Cloud TPUシングルボードごとに180テラフロップの浮動小数点性能および64GBの高帯域幅メモリを持っている。
Cloud TPUボードはそれ単体で利用することもできるほか、複数のボードを超高速専用ネットワークで接続してマルチペタフロップス機械学習スーパーコンピュータ(TPU pods)として利用することもできる。2018年後半にはTPU podsも利用できるようになる見通し。
機械学習はモデルを設計することも大切だが、設計したモデルに従って適切な学習を行うことが重要になってくる。特に精度の高い利用を目指すのであれば効果的に学習を行うことが欠かせない。Cloud TPUを利用することで、これまで学習にかけていた時間を短縮することが可能になる。