キヤノンは2月6日、夜間や暗所でのモニタリングに適した超高感度ネットワークカメラの新製品「ME20F-SHN」を同月中旬から発売すると発表した。
新製品は、2015年に発売した超高感度多目的カメラ「ME20F-SH」の基本性能を継承したネットワークカメラ。超高感度性能により、これまでのネットワークカメラでは難しかった低照度環境下での映像撮影が可能となり、夜間の重要施設、河川・国境や、災害現場などのモニタリングに適するという。
また、画素部および読み出し回路に独自技術を搭載した35mmフルサイズの約226万画素CMOSセンサにより、最低被写体照度0.0005ルクス(最大ゲイン:275dB時)の超高感度と低ノイズを両立し、星明かりなどの非光でもカラー撮影を可能としている。
さらに、同社の一眼レフカメラなどに用いられる豊富なEFレンズ(別売り)を使用でき、用途や撮影シーンに応じて効果的な画角や明るさのレンズを選択できるため、幅広いモニタリングができるという。
そのほか、文字や人物が視認しやすいセキュリティ用途に適した画質モード「クリスプイメージ」を搭載しており、露出、シャープネス処理により明るく鮮明な画質を実現し、暗いシーンにおいてはノイズ低減によりデータサイズを抑制する。
加えて、立ち入り禁止エリアへの侵入やカメラへのいたずらなど、異常事態を自動で検知する6種類の「インテリジェント機能」を標準搭載。警報器の発報や警告灯の点灯など外部機器と連携を可能とし、録画サーバーを用いずにカメラ本体に装着したmicroSDメモリーカード(別売り)に映像の記録できる。