Google PlayのプロダクトマネージャーであるAndrew Ahn氏は1月30日(米国時間)、「Android Developers Blog: How we fought bad apps and malicious developers in 2017」において、2017年に取り組んだ悪質なアプリ対策によって、70万以上の不正アプリを特定して削除することに成功したと伝えた。

2017年に実現した主な成果は次のとおり。

  • 不正なコンテンツ(偽装コンテンツ、不適切コンテンツ、マルウェアなど)を含むアプリの99%をインストール前に特定して排除に成功
  • 悪率なアプリを開発していた10万人の開発者アカウントを削除
  • Google Playポリシーに違反した70万以上のアプリを削除(2016年に削除されたアプリの数よりも70%増加)
  • 250万を超える偽装アプリを削除
  • ポルノ、極度の暴力、憎悪、違法行為など、不適切なコンテンツを含む数万のアプリを削除
  • PHA(Potentially Harmful Applications; 有害な振る舞いをする可能性のあるアプリ)の割合を50%まで削減
  • How we fought bad apps and malicious developers in 2017｜Android Developers Blog

    How we fought bad apps and malicious developers in 2017｜Android Developers Blog

セキュリティファームやセキュリティ研究者はしばしばGoogle Playにマルウェアが登録されていることを指摘している。Googleは機械学習技術や新しいモデル、テクニックの活用によって悪質なアプリの特定と排除に取り組んでいるが、こうした技術を回避するアプリが存在していることも認めている。Googleは今後も悪質なアプリを特定し排除する技術開発に取り組んでいくと説明している。