Googleは、機械学習の叡智によりビジネスにおけるデータ活用をより良くするためにGoogle Sheetsを進化させたことを同社公式ブログにおいて発表した。

公式ブログでは、従来、スプレッドシートに集まるデータの解析は、そのプロであろうと無かろうとチャレンジングな試みだったが、クラウドとAIのおかげで、誰でもが簡単にデータの分析ができるようになったとその進化を紹介している。

進化したのはピボットテーブル(pivot table)。複数の項目を元にしたクロス集計を行える同機能は、表計算データの多面的な分析には欠かせない機能だが、これらを手動で追加するのは"Tricky"(扱いにくい)であると公式ブログでは、右下にある"Explore(データ探索)ボタン"を押すだけで、何もせずに自動的に集計の結果が瞬時に表示されていく様子を掲載している。

  • データがならぶスプレッドシートで"Explore(データ探索)ボタン"を押すと先端機能を試せる(公式ブログより)

    データがならぶスプレッドシートで"Explore(データ探索)ボタン"を押すと先端機能を試せる(公式ブログより)

[Answer]からは文章で結果を求めることもでき、"How much revenue does each product category generate?"と入力することで、パネルには抜き出されたデータが表示。機械学習の成果から表計算における集計パターンを分析し、文章からの呼び出しに対応したものだ。

  • 文章での入力にも対応している(公式ブログより)

    文章での入力にも対応している(公式ブログより)