NTTテクノクロスは10月12日、同社のクラウドセキュリティソリューション「TrustBindシリーズ」の新たなラインアップとして、クラウドサービス利用者の行動をリアルタイムで可視化し、情報持ち出しを防ぐサービス「TrustBind/Cloud Daemon(トラストバインド・クラウドデーモン)」を販売開始した。価格は1ID当たり月額500円(税別)、最低利用は300IDから。

サービスのイメージ

同サービスの特徴は、クラウドサービス利用者の行動のリアルタイムな検知・防御、複数クラウド/プライベートクラウドへの対応、モバイルアクセスやリモートアクセスへの対応の3点。

リアルタイムの検知・防御に関しては、クラウドサービス利用者のアクセスを監視し、大量ファイルのアップロードやダウンロードといった不適切な行動を検知した場合、管理者へのメール通知や、自動的なアクセス遮断を行うなどの対処が可能。また、任意の利用者に対するアクセスログを抽出し、利用者単位での行動の可視化もできるという。

クラウドサービスへの対応については、標準でOffice 365、Box、Salesforceの3種類に対応し、順次拡張を予定しているほか、IaaS上に構築したシステムや独自サービスにも対応も可能(別途インテグレーションが必要)。

モバイルアクセス/リモートアクセスへの対応に関しては、社内ネットワーク以外からのアクセスであっても、同サービスを経由してアクセスするように経路を変更することで、アクセシビリティやモビリティといったクラウド、モバイルの利点を損なわずに、不正アクセスに対する高いセキュリティを確保することができるという。