Mozillaは10月4日(米国時間)、「Update on Firefox support for Windows XP and Vista|Future Releases」において、Windows XPおよびWindows VistaにおけるFirefoxのサポートを2018年6月で終了すると伝えた。Mozillaは、Windows XPおよびWindows VistaでFirefoxを利用しているすべてのユーザーに対してセキュリティサポートが提供されているWindowsへアップグレードすることを推奨している。
Mozillaは2016年12月23日(米国時間)、「Update on Firefox Support for Windows XP and Vista|Future Releases」において、2017年3月をめどにWindows XPおよびWindows VistaにおけるFirefoxを自動的にESR版(Firefox Extended Support Release)へ移行させると発表。これらプラットフォームではFirefox 52が最後のバージョンになるとされており、以降はESRとして2018年6月までセキュリティサポートが提供されることになる。
Windows XPもWindows VistaもすでにMicrosoftからのサポートは終了している。しかし、主要ブラウザベンダーのいくつかは、いきなりサポートを終了するとただでさえセキュリティサポートが提供されていないOSで、さらにサポートの切れたブラウザを使用することになり危険だとし、ブラウザのサポート期間を延長していた。
今回、Mozillaがサポートの終了日を発表したことで、2018年6月以降はすべての主要ブラウザがWindows XPおよびWindows Vistaからサポートの手を引くことになる。