jaxenterに9月18日(ドイツ時間)に掲載された記事「Eclipse OpenJ9: IBM open sources their own JVM - JAXenter」が、IBMから公開されたオープンソースのJava仮想マシン「Eclipse OpenJ9」について伝えた。Eclipse OpenJ9はIBMの多くの製品のコア技術として使われている仮想マシン。IBMは「Eclipse OpenJ9」をオープンソース・ソフトウェアとして公開することで優れたエコシステムの構築を狙っている。
「Eclipse OpenJ9」は高い性能と高いスケーラビリティを実現したJava仮想マシン実装系。OpenJDKを置き換えるものではなく、OpenJDKのJava仮想マシンとして利用できる。OpenJDKにはライブラリから仮想マシンまですべてが用意されており、「Eclipse OpenJ9」はこのうちJava仮想マシンに相当する。
IBMは「Eclipse OpenJ9」をオープンソース・ソフトウェアとして公開するとともに、今後も開発の継続意思を見せている。「Eclipse OpenJ9」が優れたスケーラビリティやパフォーマンスを実現し続けた場合、エンタープライズ向けのJava仮想マシンとしてデファクトスタンダードになっていく可能性があり、今後の展開が注目される。