スマートフォンアプリやWebサービスを開発するL is Bは7月26日、同社が提供しているビジネスチャットツール「direct」をANAエアポートサービス(ANA AS)に導入すると発表した。

「direct」は、プライベートクラウドやオンプレミス環境にも対応している10人程度~数万人規模の企業で活用できる社内コミュニケーションツール。ANA ASは同ツールを導入することで、手荷物・貨物搭載担当、搭乗口担当、工程管理部門間で出発準備情報共有の「正確性」「迅速性」「効率性」をさらに改善し、定時性や顧客満足度の向上を目指すとともに、現場で働く人の働き方改革を推進する。

特に、複数のトークルームを一画面で同時に運用する「direct MultiView(マルチビュー)」機能によって、羽田空港の発着便情報を集約する管理部門における、ANAの航空機の側で出発準備を行う搭載担当者と搭乗口担当者との複数便のやりとりを一画面で把握することを可能にしたという。

複数のトークルームを同時に確認する「マルチビュー」機能。監視キーワードが設定できるため、すぐに現場からの要請に気づくことが可能