FRONTEOの100%子会社で人工知能を利用したデジタル・コミュニケーション事業を展開するFRONTEOコミュニケーションズとオフィス24は5月30日、オフィス24の「MOT/Phone(モット/フォン)受付システム」とFRONTEOコミュニケーションズの人工知能(AI)搭載ロボットである「Kibiro(キビロ)」を連携させた、受付サービスを共同開発すると発表した。2017年6月から法人向けに販売およびサービスを開始する予定。

受付サービスのイメージ

新システムの「Kibiro 受付パッケージ」は、企業のエントランスや受付にKibiroとMOT/Phone 受付システム(タブレット)を設置することで利用が可能。事前に、オフィス24の施設予約・ToDo管理・顧客管理などが可能なクラウドサービス「MOT/Cloud(モット/クラウド)」に登録した来客情報(相手先名称/時間/人数/場所/当方担当者など)とデータ連携したKibiroが来客を検知、音声で案内を開始し、受付担当となって来客をもてなすという。

Kibiro 受付パッケージの動作イメージ

同システムは基本機能として、会社案内、来訪者自動検知、来訪者情報の記憶、音声認識による部署呼び出し、来訪者情報の担当者へのチャット送信、チャット返信による Kibiroの発話での来訪者の案内などの機能を持つ。

両社は同システムを2017年6月から法人を対象に販売・サービス開始するとともに、今後はホテル向けのコンシェルジュ・サービスや美容・エステサロン向けカウンセリング・サービスなど、多様な業種に向けたサービスの共同開発を予定している。