ヴイエムウェアは3月15日、デジタルワークスペースを実現するプラットフォーム「VMware Workspace ONE」の最新版を発表した。最新版では、Mobile SSO(シングルサインオン)の機能強化、VMware AirWatchの統合エンドポイント管理におけるWindows 10対応の拡充などが行われている。

具体的には、今回クラウド/ネイティブ/イントラネットのアプリケーション全体を制御可能な単一のコントロール プレーンを新たに搭載。また、新たまVMware Unified Access GatewayとKerberosの権限設定機能を活用することで、デバイスの生体認証機能やデバイスに安全に格納された証明書を使用してイントラネットにあるアプリケーションにアクセスすることが可能になる。Apple Watchによる多要素認証にも対応した。

VMware AirWatchの統合エンドポイント管理機能では、新たに提供されるダッシュボードにおいて、コンプライアンスとレポーティングのためにインストール済みのパッチに対するリアルタイムの可視性を提供する。

また、BitLocker管理機能により、外部の暗号化管理ツールを導入しなくても、停止時や企業データへの不正アクセスに対するハンズフリーのデータ保護が可能になるほか、Windows Store for Businessと統合されたことで、オンラインでライセンスを取得できるようになる。

Androidについては、デバイスの業務管理モードへの簡単な移行、Google layとの緊密な統合を通じた効率的なアプリケーションの導入、エンドユーザ向けのアプリケーションの使用許可および設定の自動化を実現する。

そのほか、VMware AirWatchとVMware TrustPointが統合されることで、エンドポイントの動的な修復機能に加え、脅威の検出を自動化する包括的なセキュリティ ソリューションを提供する。