KDDIは、明電舎とLow Power Wide Area (以下 LPWA)ネットワークに対応した、「LoRa PoCキット」を活用して、浸水監視による都市水害対策への有用性の検証を共同で実施すると発表した。

この実証実験では、国土交通省の技術支援のもと、2017年3月から神奈川県厚木市において、マンホールに設置したセンサーにより、下水道の内水氾濫による浸水監視を実施。降雨レーダー情報と連携することで、ゲリラ豪雨などに対して的確な都市水害対策を支援する。

実験は、LPWAネットワーク活用の検証を目的とし、防災情報の精緻化を行い、地域住民にゲリラ豪雨などの的確な情報を提供することで、安心安全の向上を目指す。

実験においてKDDIは、IoT向け通信技術LPWAネットワークの一つである「LoRaWAN」に対応した、「LoRa PoC キット」の一部を提供する。

浸水監視サービス実証実験の概要イメージ