MetaMoJiは11月21日、タブレットを活用した医療機関向けのソリューションとして、「MetaMoJi Share for Medical (メディカル)」「ドクターmazec」「GEMBA 医療ソリューション(仮称)」を発表した。
MetaMoJi Share for Medicalは、患者一人一人にベストな医療を提供するために、医療機関での情報共有をリアルタイム伝搬技術「Share」に適用したソリューション。PACS(医療用画像管理システム)と連携し、手元のタブレット端末で鮮明な医療画像を確認しながらカンファレンス実施できるほか、遠隔地からのオンライン参加を実現する。加えて「モニタリングオプション」を導入すれば、講師役の画面に参加者全員の画面が一覧表示できるため、大学での講義などに役立てることができる。
ドクターmazecは、20万語の医療用専門用語を搭載し、英訳変換機能を持つ日本語手書き文字変換ソリューション。長く複雑な病名、医薬品名、看護用語、歯科用語を手書きで予測入力できるほか、英訳が変換候補に出てくるので、論文などの専門的な文書作成も可能。
GEMBA 医療ソリューションは、大林組と共同開発したデジタル野帳「eYACHO」を皮切りに製品提供が進められている超機能ノート「GEMBA Note」のペーパーレステクノロジーを医療機関向けに適用したソリューション。具体的には、訪問診療、問診票、栄養指導管理など、患者毎の記録のペーパーレス化を行っていくソリューションで、キーボードを使えない、訪問診療時やベッドサイドでの看護の時に、手書きと写真による記録を電子カルテに送信したり、治療方針説明時の音声記録などを行うことで、患者一人一人によりよい医療の提供と、リスク低減を実現する。
MetaMoJi Share for Medial、およびドクターmazecは、2017年2月の出荷開始、GEMBA 医療ソリューションは、2017年度の提供開始を目指して開発を進めている。