OKIとソラストは11月10日、医療事務関連分野における業務提携について合意したことを発表した。
同業務提携は、OKIの有するICTに関するSIノウハウおよび運用サポート力、ならびにソラストの有する顧客基盤および医療事務受託に関するノウハウを組み合わせることで、ICTを活用して病院における患者サービスの向上や受付業務の効率化など、医療機関における医療事務分野のさまざまな課題解決やサービス品質の強化、新ビジネスの創出を目指すもの。両社は、今回の提携の最初の取り組みとして、「患者情報自動登録システム」を共同で開発し、全国の医療機関への導入を促進するとしている。
同システムは、患者の保険証情報の読み込みから登録まで、初診受付にかかる一連の作業を自動化することで、患者の診療申込書記入の負担軽減や受付の待ち時間の短縮を図ることを可能とするもので、全国にあるソラストの受託先医療機関を皮切りに、すべての医療機関を対象として導入を進める予定としている。
なお今後、両社は初診受付以外の受付関連業務をはじめ、診療予約、病院におけるさまざまなデータの集約・分析・活用、その他周辺業務へのICT導入についても検討を行い、順次導入を行っていく計画だとしている。