富士通は11月1日、大学への学納金(入学金・授業料)や寄付金などを、インターネット上でクレジットカード決済ができるサービス「FUJITSU 文教ソリューション Campusmate-J(キャンパスメイト ジェイ)学納金クレジット決済支援サービス(学納金クレジット決済支援サービス)」の販売を開始すると発表した。

入学者や学生は、これまで銀行振込が主流のため、振込申請書といった必要書類の取り寄せなどが必要だった大学への各種支払いを、同サービスを利用することで、PCやスマートフォンからクレジットカード決済できるようになる。また、国内外問わず、24時間インターネットでの決済が可能になるため、増加する留学生の利便性が向上するという。

「学納金クレジット決済支援サービス」システムイメージ

寄付金においては、大学への寄付に対する税制優遇措置を受けるうえで必要な領収書や税額控除に係る証明書の写しを、家庭のプリンターですべて印刷できるため、いつでも入手可能になるという。これにより、入学者や学生は、学納金や寄付金の支払いの手間を大幅に削減するとともに、個人の寄付金に関するスムーズな各種手続きを実現する。大学側は、寄付者宛にそれらの証明書の写しを郵送する必要がなくなり、費用と手間を削減。寄付を手軽に行えることで、個人からの寄付を促し、大学の寄付金の募集を支援する。

なお、同サービスの決済機能は、ソフトバンク・ペイメント・サービスの決済代行サービスを採用。製品の価格は年額60万円から。別途、導入一時費用が必要となる。