Amazon Web Servicesは9月6日(米国時間)、「AWS SDK for C++ - Now Ready for Production Use|AWS Blog」において、1年間のフィードバックや開発期間を経て、「AWS SDK for C++」がバージョン1.0に到達するとともに、プロダクションユースで利用できるクオリティに到達したと伝えた。「AWS SDK for C++」はセマンティックバージョニングに対応しており、SDKのバージョンアップによって既存のSDKが利用できなくなるといった問題を回避している。
「AWS SDK for C++ version 1.0」における特に重要な変更点や改善点は次のとおり。
- セマンティックバージョニングへの対応
- TransferClientを大幅に改善したTransferManagerインタフェースの導入
- プラットフォームデフォルトを簡単に上書きできるように変更したCMakeビルドシステムの実現
- 設定のシンプル化
- すべてのプラットフォームで秘密鍵暗号処理に対応
- NuGet経由での利用可能
- 各種バグの修正
C++は人気の高いプログラミング言語の1つ。今回、「AWS SDK for C++ version 1.0」がプロダクションユースレベルに到達したことで、これまでC++で開発してきたソフトウェアからAWSのサービスが利用しやすくなる。Amazon Web Servicesでは「AWS SDK for C++ version 1.0」を理解するために「AWS Developer Blog - Category: C++|AWS SDK for C++ Now Available via. NuGet」や「AWS SDK for C++」なども参考にしてほしいと説明している。