Goプロジェクトチームは8月15日(米国時間)、「Go 1.7 is released - The Go Blog」において、プログラミング言語Goの最新版となる「Go 1.7」の公開を伝えた。「Go 1.7」ではコンパイラの改善、contextパッケージの追加、階層構造テストおよびベンチマークの追加、Linux IBMz Systemsへの移植などが注目される。最新版はダウンロードページからダウンロード可能。Windows版、OS X版、Linux版、FreeBSD版が提供されている。
「Go」はGoogleから発表があった当時は注目を集め、さまざまなプログラミング言語人気ランキングでも上位に入った。しかし、しばらくすると話題は落ち着き、常連入りしている人気のあるプログラミング言語(Java、C、C++、C#、Python、PHP、JavaScriot、VisualBasic、Perlなど)の影に隠れるようになる。
しかし、GOが登場した時に注目されたものの消えていったプログラミング言語とは異なり、Goは着実に開発が行われ、適用シーンを広げるとともに、じっくりと存在感を強めている。2016年7月にIEEE Spectrumが発表した「2016年に注目されるプログラミング言語トップ10」には、Goが10位にランクインしている。
ほかの新進気鋭のプログラミング言語と比べるとシェアやランキングは落ちるが、Goは着実に下地を固めている。今後さらにインデックス値を上げてくる可能性が高く、注目しておきたいプログラミング言語の1つと言える。