TIOBE Softwareから、2016年6月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2016年6月におけるインデックスは次のとおり。
順位 | プログラミング言語 | インデックス値 | 推移 |
---|---|---|---|
1 | Java | 20.794% | ↑ |
2 | C | 12.376% | ↓ |
3 | C++ | 6.199% | ↓ |
4 | Python | 3.900% | ↓ |
5 | C# | 3.786% | ↓ |
6 | PHP | 3.227% | ↑ |
7 | JavaScript | 2.583% | ↑ |
8 | Perl | 2.395% | ↑ |
9 | Visual Basic .NET | 2.353% | ↓ |
10 | Ruby | 2.336% | ↑ |
11 | Visual Basic | 2.254% | ↑ |
12 | Assembly language | 2.119% | ↑ |
13 | Delphi/Object Pascal | 1.939% | ↑ |
14 | Swift | 1.831% | ↑ |
15 | Objective-C | 1.704% | ↓ |
16 | R | 1.540% | ↑ |
17 | MATLAB | 1.447% | ↑ |
18 | PL/SQL | 1.346% | ↑ |
19 | D | 1.063% | ↑ |
20 | COBOL | 1.048% | ↑ |
今回のランキングではトップ20位のすべてのプログラミング言語がそれぞれ1%以上のインデックス値を確保した。これはTIOBE Softwareがランキング集計を開始してから初めてのこととされており、プログラミング言語の動向が特定の主要プログラミング言語に集中する傾向から、より多くのプログラミング言語が多用的に注目される状況になってきていることがわかる。
10年前のランキングではプログラミング言語のトップ8位までで全体の80%をカバーしていたが、今回はそのシェアが55%まで下がっている。単一のプログラミング言語が注目される状況から、必要に応じてそれぞれのプログラミング言語に使い分ける状況になってきていることがうかがえる。