Apache Software Foundationは5月25日(米国時間)、「The Apache Software Foundation Announces Apache Zeppelin as a Top-Level Project : The Apache Software Foundation Blog」において、ビッグデータの分析や可視化に利用するツールを開発するプロジェクト「Apache Zeppelin」がインキュベータを卒業してトップレベルプロジェクトになったと伝えた。
「Apache Zeppelin」ではApache Flink、Apache Hadoop、Apache Spark、Apache Hive、R、JDBCなどを使って構築された分散データ処理システムを活用しながらビッグデータをインタラクティブに解析し、かつ、可視化する機能を提供する。さまざまなバックエンドシステムをサポートし、汎用的にさまざまなビッグデータ処理に利用することができる。
Apache Software Foundationではここ数年、ビッグデータ処理に関連したプロジェクトが続々とインキュベータを卒業してトップレベルプロジェクトになっている。ビッグデータ処理においては単一のプロジェクトだけで処理が完了することは難しく、複数の成果物を組み合わせてデータを処理する必要が出てきている。Apache Zeppelinを使うことでそうした統合が可能になり、より簡単にビッグデータ処理を実現できる。