日本IBMは5月26日、九州を地盤とする企業、大学、地方自治体の協力を得て、九州におけるオープン・イノベーションの創出を推進するプログラム「イノベート・ハブ 九州」を2016年6月より開始すると発表した。

「イノベート・ハブ 九州」Webサイト

日本IBMは、過去30年以上、九州地域の顧客や各界の有識者らと定期的な議論の場を提供するなど、将来の九州をはじめ各地域の活性化を見据え、支援を継続。また、開発者、スタートアップ企業、学生向けに、クラウドやアナリティクスなどの最新技術を習得するための支援に取り組んでいるという。このような経験を応用し、さらなる地域イノベーションの創出を支援することとなった。

「イノベート・ハブ 九州」では、ワークショップやハッカソンを通じて、九州ならではのコンテンツ、地域の暮らしに関するオープン・データ、参画企業から提供される固有のデータやAPIを最新のITと組み合わせて新サービスを発掘。また、事業化サポート、ビジネスマッチング、業界や国を越えて九州とアジア各国の企業や人材が交流できるエコシステムの醸成、および海外展開を支援する。

本プログラムには以下の企業・団体が参画する(五十音順、2016年5月26日現在)。

種別 企業名
協賛パートナー ゼンリン、ソフトバンク、西日本新聞社、ふくおかフィナンシャルグループ、安川電機
協力パートナー F Ventures LLP有限責任事業組合、QBキャピタル合同会社、福岡地域戦略推進協議会
学術パートナー 九州大学 大学院システム情報科学府・研究院

日本IBMは、主に、IBM Bluemix、SoftLayer、IBM Connectなどのクラウド・サービスやIBM Watson API等のコグニティブ技術の提供と技術支援に加えて、IBM Global Entrepreneur ProgramやIBM BlueHubと連携して、スタートアップ企業と地場企業のビジネスマッチング、IBMの独自プログラムを通じた海外進出のサポートを行うとしている。