日立製作所は12月7日、テレビ朝日と共同で、企業や地方公共団体などの事業者向けに、テレビ朝日のデータ放送を活用して顧客や地域住民への情報配信などを支援する「総合生活支援サービス」を、12月8日から提供開始すると発表した。

同サービスは、テレビ朝日のデータ放送を通じて、事業者が利用者に対して情報配信や情報収集を行うことを実現するもの。事業者は、同サービスを用いて、商品やセールに関する情報、地域情報、会報誌の記事といったさまざまな情報を配信できる。

また、選択式のアンケートをデータ放送画面に表示し、利用者がテレビのリモコン操作により回答した結果を受信することも可能で、アンケートの回答に応じてポイントを付与する機能なども備えている。

同サービスは日立のデータセンターを活用したクラウドサービスとして提供するもので、事業者は新規のシステム構築を行うことなくサービスを利用することができる。

今回は、テレビ朝日の放送圏内である関東地区でサービス提供を開始し、今後提供地域の拡大を検討している。

総合生活支援サービスの利用画面の例