インフォコムとリゾートソリューション(リソル)は11月17日、リソルが展開する福利厚生サービス「リソル健康経営サポートプログラム」の重点メニューとして、インフォコムが提供する「メンタルヘルス管理クラウドサービス」を導入し、グローバル展開企業のメンタルヘルスケアを協働して支援すると発表した。

海外駐在員向けWeb面談サービス概要図

これまでインフォコムでは、メンタルヘルス対策を効果的に行える「ストレスチェック専用に開発した問診票」「ストレスチェック専門家(保健師)とのWeb面談サービス」「面談業務システム」をセットにしたワンストップの「メンタルヘルス管理クラウドサービス」を2014年11月から提供している。一方、法人向けアウトソーサーであるリソルは、直営のリゾート施設やホテル、ゴルフ場の利用から健康・介護・子育て支援のサービスなどを提供し、また「リソル健康経営サポートプログラム」の拡充を通じて、企業を支援してきた。

今回の協業によって、インフォコムの「メンタルヘルス管理クラウドサービス」をリソルが展開する福利厚生メンバーシップサービス「ライフサポート倶楽部」のメニューとして提供することで、企業のメンタルヘルス対策を強化するという。

具体的には、「メンタルヘルス管理クラウドサービス」で、産業保健スタッフが海外駐在員と定期的に面談ケアを実施するためのWeb面談管理システムが提供される。これにより、予約から実施、結果報告までワンストップで提供されるため業務負担を軽減することができる。また、同サービスは面談者本人が同サービス上で面談予約を設定できる仕組みとなっている。

さらに、産業保健師が常駐し、面談業務の実施を請け負うコールセンターも提供される。モニター越しに表情やしぐさなどを観察しながら面談するため、異変に気づきやすいという。産業医ではなく産業保健師、海外出張ではなくインターネット通信による面談であることから、低コストで実施することが可能となっている。

この提携により、リソルのライフサポート倶楽部会員をはじめとする各企業は、国内外を問わずに従業員のメンタルヘルス対策を実施することが可能となる。