NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は11月12日、「WideAngleマネージドセキュリティサービス リアルタイムマルウェア検知(RTMD)」のメニューを拡充したと発表した。
標的型攻撃などで使用されるパターンファイルやシグネチャベースでは検知できない新種のウイルスの侵入や侵入後の不審な動作を検知し、即時に通信を遮断する。サービスは、デジタルアーツのセキュリティ機器(i-FILTER)と連携する。
メニュー拡充によって、従来自社のICT環境への侵入検知・防御が困難であった、添付ファイル付メールの受信やWebサイトでのファイルダウンロードなどの経路で侵入する未知のマルウェアを、自社のICT環境とインターネットとの接続点において遮断することが可能となり、重要情報の漏洩リスクを低減できる。この「通信遮断オプション(i-FILTER)」は、初期費用が無料で、月額費用28万円(税別)で提供される。
NTT Comはまた、入口対策の「WideAngleマネージドセキュリティサービス ネットワークセキュリティ IPS & IDS」と連携させて、ネット側からの新種のウイルスの侵入を遮断するオプションサービスを開発している。こちらは、2016年2月より提供開始を予定している。