米GitHubは10月1日(現地時間)、米国サンフランシスコで開催されているイベント「GitHub Universe」にて、新ツールやサービスの発表を行った。新発表は下記のとおり。

大容量ファイルストレージ「Git LFS」が利用可能に

Git大容量ファイルストレージ「Git Large File Storage(Git LFS)」が、GitHub.comのすべてのリポジトリで利用可能となった。

「Git Large File Storage」Webサイトイメージ

Git LFSは4月にリリースされたオープンソースのGitエクステンションで、Gitワークフロー内に大容量のバイナリファイルを組み込むことができるもの。大容量のファイルをGit内のテキストポインターに置き換えることで、ファイルのコンテンツをGitHub.comのようなリモートサーバーへ保存できるようになっている。

GitHub認証システムがFIDO U2Fに対応

GitHubの認証システムがオープン認証規格「FIDO Universal 2nd Factor(U2F)」に対応開始した。

U2Fを利用するには、新たにハードウェアキーを購入する必要があるが、GitHubでは、ハードウェアキー「YubiKey」の開発元であり、U2Fプロトコルの共同作成会社でU2F認証プロバイダーでもあるYubicoと提携。GitHubユーザー向けに特設ページにて期間限定の割引を提供するとしている。GitHub特別版U2Fキーは5,000個限定で、通常価格18ドルのところ5ドル(発送料、手数料別)で購入可能。特別版が売り切れた場合には、期間限定でU2F公認YubiKeysの20%割引を利用することができる。

「Integrations Directory」の提供開始

今回提供開始となった「Integrations Directory」は、GitHub機能の拡張や開発ワークフローの改善が可能なデベロッパーツールを紹介するサービス。同サービスにより、これらのツールを簡単にGitHubアカウントに接続することが可能となった。

「Integrations Directory」Webサイトイメージ