米IBMは8月21日(現地時間)、同社のPlatform as a Service(PaaS)である「Bluemix」向けの一連のサービスの一般出荷と機能強化を発表した。これにより、開発者はJavaベースリソースをクラウドベースアプリケーションに、よりシームレスに統合できるようになる。

Liberty Buildpackでは、Java EE 7対応Libertyの最新機能を利用・プレビューできるようLibertyランタイムが更新され、IBM JRE 7.1がデフォルトのままでも、BluemixでJava 8を使用してアプリケーションをテストおよび実行できるようになった。また、これまでベータ版として提供されていたjsp-2.3、el-3.0、jdbc-4.1 Liberty機能が、実稼働環境対応版として提供される。

IBM Eclipse Tools for Bluemixの新バージョンもリリースされ、JavaScriptデバッグ、Node.jsアプリケーションのサポート、Java 8対応Liberty for Javaの統合機能、最新のEclipse Marsバージョンに対応したEclipse Marsのサポートのほか、自己署名証明書の機能向上などが加えられた。また、JEEアプリケーションに対するインクリメンタル公開のサポートが拡張され、Webフラグメントプロジェクトがサポートされるようになった。

さらに、IBM XPages on Bluemixによって、クラウドにDomino XPagesの機能が提供される。開発者は、機能豊富で応答性の高いセキュアなアプリケーションをBluemix上で開発して、市場に素早く投入できるようになる。