米Microsoftは8月19日(現地時間)、Windows 10をベースとしたサーバOS「Windows Server 2016」のTechnical Preview 3(TP3)を公開した。今回のTechnical Previewの目玉は、Dockerに対応したコンテナ技術「Windows Server Container」が始めて公開されたこと。
インストールプログラムはTechNet Evaluation Centerからダウンロードすることが可能。
Windows Server 2016では、コンテナ技術として、「Windows Server Container」と「Hyper-V Containers」が搭載される予定だ。いずれもDocker APIとDockerクライアントを使ってデプロイすることができる。
Windows Server Containerは、Windowsカーネル上に分離した空間を複数作るコンテナ技術で、Dockerのコマンドラインツールに加えPowershellから管理できる。
一方、Hyper-V Containerは専用のWindowsカーネルのコピーと直接割り当てられたメモリを用いるため、より独立性が高まると説明されている。Technical Preview 3では、Hyper-V Containerは、今後リリースされるテクニカルプレビューでサポートされる予定。
コンテナに対応したTechnical Preview 3に合わせて、「Visual Studio」と「Microsoft Azure」のアップデートも行われた。
また同日、「System Center 2016 Technical Preview 3」も公開された。同社によると、クラスタノードでのローリング アップグレードのサポート、ホストサーバとファイルサーバの両方に対するNano Server のサポートなど、Virtual Machine Managerについて機能が強化されているという。