オプトグループのクロスフィニティは8月18日、160の企業が保有する商品およびサービスに関するサイトを対象に、9億PVを超える流入を分析した検索ユーザーの動向調査結果を発表した。同調査は、2014年6月~2015年5月に、企業160サイト(3.7億セッション)を対象にGoogle Analyticsより集計されたもの。

デスクトップPCとスマートフォンのユーザーを時間帯別に調査したところ、総じてPCの利用率が高いが、夜(20時以降)はスマホの利用の方が高くなる、夕飯時(19時)はPCの利用率が低くなる、昼休憩時(12時)はスマホの利用者が増加するといったことが明らかになった。

時間帯ごとに利用されているデバイス(図は合算最大値を100%とした相対的な比較) 資料:クロスフィニティ

年齢層ごとに利用した検索エンジンを調査したところ、54歳以下の年齢層はGoogleの利用率が高く、55歳以上の年齢層はYahoo!の利用率が高いことがわかった。スマホ所持率が高いとされる若年層は、Google検索の利用率が高い。また、bingのシェアは65歳以上で最も高い4.3%で、どの年齢層においても利用率が低くなっている。

また男女別に利用した検索エンジンを調査したところ、女性のYahoo!検索利用率は43.4%で男性の比率(40.0%)より高いことがわかった。

年齢層ごと・性別ごとの検索エンジンの利用率調査 資料:クロスフィニティ

また、OS別に利用された検索エンジンを調査したところ、WindowsとiOS(iPhoneなど)ユーザーは、Yahoo!検索利用率が高いが、それ以外は総じてGoogle検索の利用率が高くなっていた。

利用OS別の検索エンジンの利用率調査(図の検索エンジンラベルは前図と同じ) 資料:クロスフィニティ