LINEは8月10日、ユーザーがLINEスタンプを制作・販売できるプラットフォーム「LINE Creators Market」において、クリエイターが売り上げたスタンプの分配額を受け取る手段として「LINE Pay」が利用可能になるB to C送金機能を提供開始したと発表した。

LINE Payは、同社が運営するコミュニケーションアプリ「LINE」を通じてユーザー間での送金や、提携サービス・店舗での決済を行うことができるモバイル送金・決済サービス。2014年12月16日のソフトローンチ以降、同社は各種キャンペーンや外部企業との連携、大型ECサイト・アプリの加盟店追加などの取り組みを通じて事業の拡大を推進してきた。

今回提供開始となったB to C送金機能により、LINE Creators Marketのクリエイターは、管理画面上で送金手段をLINE Payに設定することで、LINE Pay口座で売上分配額を受け取れるようになった。これまで、LINEからクリエイターの売上分配額を金融機関口座に振込をする際には、一律540円(税込)の振込手数料が発生していたが、LINE Pay口座への振込は手数料が一切発生せず、無料で受け取ることができる。なお、送金方法にLINE Payを選択できるのは、日本国内の個人のクリエイターのみ。売上分配額の送金は1,000円から可能となっている。

また同社は、2015年10月31日までの期間限定で、送金手段にLINE Payを選択したクリエイターがLINE Pay口座から銀行などの金融機関に出金をする際に発生する手数料(216円/税込)が無料になるキャンペーンを実施している。