Git - Fast Version Control System |
7月24日(米国時間)、Gitの最新版となる「Git 2.5.0」が公開された(リリースノート git/Documentation/RelNotes/2.5.0.txt)。Gitは分散型のリビジョン管理システムで、オープンソース・ソフトウェアの開発で採用されることが多く人気がある。もともとLinuxのソースコードを管理するために開発されたリビジョン管理システムだが、現在ではLinuxに限らずさまざまなオープンソース・プロジェクトで活用されている。
「Git 2.5.0」ではさまざまなバグが修正されているほか、細かな機能の改善が取り込まれている。特に今回はgit p4関連の機能向上(ファイルタイプの判別機能向上、ブランチハンドリング機能の向上、Perforceとの連携機能の改善)が取り込まれている点が注目される。git p4関連の処理でエラーなどに遭遇していた場合、「Git 2.5.0」は試すに値するバージョンと言える。
オープンソース・ソフトウェア開発のための共有サービスで人気の高いGitHubはリビジョン管理システムとしてGitを使用しており、簡単にGitを使ったリビジョン管理を実施できる状況がある。Gitはそれまで人気の高かったバージョン管理システムと比べてサブコマンド体系やバージョン管理の概念が異なっていたため避ける開発者もいたが、現在では多くの開発者にとって必須のツールになりつつある。