米ジュニパーネットワークスは6月25日(現地時間)、「コンバージド・スーパーコア」アーキテクチャを拡張し3Tbpsのシステム容量をサポートするコア・ルーター「PTX1000」を発表した。提供開始時期は2015年第3四半期。

PTX1000の前面

PTX1000の背面

新製品は2ラック・ユニット(RU)サイズであり、同社が2015年3月に発表したカスタム・シリコン「ExpressPlus」チップセットを利用してパフォーマンスと効率を高めているとのこと。

さらに、クラウド・サービスへのアクセス・スピード向上を目的とした分散型ピアリングへのニーズをサポートする、適切なサイズのプラットフォームを、サービス・プロバイダに提供するとしている。

同製品は、同社の既存製品である「PTX3000」や「PTX5000」と同様、IPおよびMPLS(Multi-Protocol Label Switching)パフォーマンス・アプリケーションに「ExpressPlus」を採用。28nmによる新型チップは、5x100Gインタフェースに対応し、3Dメモリ・アーキテクチャを活用して消費電力と設置スペースの要件を抑えているという。

さらに、同製品は柔軟性に優れるというポート・インタフェース・オプションを備え、投資保護を最大化してスムーズなアップグレード・サイクルを実現するとのことだ。