IPA情報処理技術者試験センターは5月12日、国家試験「情報処理技術者試験」のうち、「応用情報技術者試験」の午後試験について、出題構成の見直しを実施すると発表した。

応用情報技術者試験は、システム開発に関する知識をはじめ、情報セキュリティ、プロジェクトマネジメント、経営戦略など、ITに関する幅広い知識と応用的なスキルを評価・認定される国家試験。春期(4月)と秋期(10月)の年2回実施されており、年間約10万人が応募している。

情報処理技術者試験制度における応用情報技術者試験の位置付け

今回の出題構成の見直しでは、ストラテジ分野とプログラミング分野の2分野から構成される選択問題と、ネットワーク分野、データベース分野、プロジェクトマネジメント分野など8分野から構成される選択問題が統合され、全10分野から構成される選択問題に変更された。

また、選択問題の解答数がこれまでの5問から4問に変更。午後試験全体の試験時間は変更されないため、1問あたりの解答時間が増加することになる。各問題の配点は、必須問題の情報セキュリティ分野も含め、すべて20点に統一される。

これら変更の適用は平成27年度秋期試験から実施される予定。