Netcraft - Internet Research, Anti-Phishing and PCI Security Services

インターネットサービス企業Netcraftは4月20日(英国時間)、「April 2015 Web Server Survey|Netcraft」において、2015年4月のWebサーバ調査結果を公表した。4月もWebサイトの数は減少する一方、検知できるサーバ(web-facing computers)の数は増加するという傾向が3月から続いている。

Webサイトの減少はMicrosoft IIS、Apache、nginxのすべてにおいて観測されている。中でも、4月はMicrosoft IISが920万サイト減少して最大のシェア減となり、これに390万減のApacheと91万7000減のnginxが続いている。検知できるサーバ(web-facing computers)の増加分はほぼApacheとnginxで占められており、古いサイトの処分が進むとともに、新しいサーバとしてApacheとnginxの採用が進んでいると推測される。

アクセス数が多いサイトにおいてはnginxのみがシェアを伸ばしており、徐々にnginxへの移行が進んでいることがわかる。NetcraftがWebサーバ調査結果の発表を始めてから、一時期の例外を除いてWebサイト数は強い成長を続けてきたが、このところ落ち着きを見せており、今後も横ばい、ないしは緩やかに数を減らしている可能性が見えてきている。