NECは4月1日、顔認証・画像認識技術を組み合わせて、人・料理・風景などの写真を分類するクラウドサービスを同日から販売開始し、9月から提供開始すると発表した。
同サービスは、ユーザーが撮影した写真の特徴をもとに、被写体に応じて人物・料理・風景・その他などのカテゴリーに分類する。
人物は、顔検出・顔照合エンジン「NeoFace」が写真から人物を検出し、その顔画像を事前に登録した顔の特徴量データベースと照合することで分類する。
人物以外の写真は、サーバ内の各種画像から学習した分類用データベースをもとに、画像認識サービス「GAZIRU」がカテゴリー別に分類する。料理については、パスタ・カレー・ラーメン・ステーキなどの分類に加え、各料理をさらに細かく分類できる(例:パスタなら、ナポリタン・カルボナーラ・ペペロンチーノなどに分類)。将来的には、料理の画像から、その料理が提供されるレストランまで判定するなどの機能強化が計画されている。
同サービスの活用法としては、スマートフォンやタブレット端末向け写真管理アプリの付加価値機能などが想定されており、大量の写真を自動で分類し、写真の検索や写真に関連する情報の入手を簡単に実現する。
同サービスの価格は月額600万円(税別)からで、フォトサービスやSNS事業者などへの販売される予定。