ウィリルモバイルは2月12日、九州大学の島田准教授と「ENJOY KYOTO」を発刊するT-STYLEの三者共同で、京都府の外国人観光客向けに場所ごとに適切な情報を提供する実証実験を行うと発表した。
独自で開発したビーコンに通信機能を持たせたモジュール(WILLビーコン)を利用して情報配信を行う。
島田准教授は、人の散策行動における意思決定メカニズムの研究を行い、過去にその地を訪れた観光客の移動軌跡情報を解析。
お勧めのルートをユーザに提示したり、ユーザ自身の移動経路も次のおすすめルート解析に利用する「TraCom」というスマートフォン向けアプリケーションを構築しており、長崎市でその実証実験を行って活用結果に高い評価を得ているという。
ウィリルモバイルは、同教授の技術を基に、外国人観光客に対しWILLビーコンを介して、その周辺の細かい情報をアプリケーション上にて表示するシステムを構築する。
フリーペーパー&WEBで「ENJOY KYOTO」を発刊しているT-styleは、ウィリルモバイルと共同で「ENJOY KYOTO」アプリを企画・開発し、3月1日にリリース予定。初年度の年間ダウンロード数100万を目標としている。
また、今回の実証実験は、京都エコノミック・ガーデニング支援強化事業の支援対象として採択されている。