サイバーエージェントが運営するAmebaは1月28日、AmebaやFC2ブログ、Yahoo!ブログなど主要ブログサービスを提供する各社が提供したブログ記事をもとに、「2015年・新年の目標」に関する分析を行い、その結果を発表した。

調査は、2015年1月1日~14日の期間に投稿された記事の中で、「今年の目標」か「新年の目標」というキーワードが含まれる計6万2497件の内容を分析したもの。また、5年前となる2010年1月1日~1月14日に投稿された同キーワードのブログ記事も収集し、「キーワード出現シェア率」の比較分析も行ったという。

これによると、目標の対象だと考えられる言葉に関しては、2010年と2015年ともに「仕事」と「勉強」が上位に。

「2010年・2015年 新年の目標」関連ワード上位(一部)

「2015年 新年の目標」言及数

次いで、2010年は「英語」や「英会話」「健康」「ダイエット」など、具体的なスキルや取り組み内容などの関連ワードが多い一方、2015年は、「人生(を楽しむ)」や「人間(的に成長する)」など、精神面のありさまが上位に浮上する。

また、スキル・取り組みの関連ワードが並んだ2010年は、「成功(させる)」や「目標達成」が上位に入ったが、2015年は、「(決めた目標を)実現(させる)」や「成長(する)」といった言葉で決意が語られる傾向にあったという。

同社は、この結果に関し、景気の浮き沈みやさまざまな社会情勢の影響で先々の見通しが立てづらくなる中、より自己実現に興味関心がシフトしている可能性が伺えると分析。「意味」というワードも、2010年と比較すると出現シェア率が大きく増加しており、あらためて自分自身を見つめなおし、人生や自分自身の本質的な「意味」や価値を考える人が増えているのではとした。