NECは11月19日、サイバー攻撃に対して、先読みして対策を打つ「プロアクティブサイバーセキュリティ」を実現するソリューションとして、社内ネットワークに接続されているサーバやPCなどの機器をリアルタイムで集中管理する「セキュリティ統合管理・対処ソリューション」と、サイバー攻撃に関する情報とその対処法などを即座に提供する「脅威・脆弱性情報管理ソリューション」という2つのソリューションを2015年度第1四半期から販売すると発表した。
「セキュリティ統合管理・対処ソリューション」では、リアルタイムでの「構成管理」「対象特定」「対策実施」という3つのステップの自動化が可能だという。構成管理では、個々のICT機器の脆弱性の有無をリアルタイムに把握し、構成情報として、見える化を実現。対象特定では、脆弱性などが顕在化した場合、構成情報をもとに対策が必要な機器を即時に特定。対策実施では、対象特定で特定された機器に対して、必要に応じて「対策方法の通知」「修正ファイル適用」「ネットワーク切断」などの対策を実施する。
一方、「脅威・脆弱性情報管理ソリューション」では、NECの専門家による分析に加え、世界各地で検知された脅威情報や発見された脆弱性情報などを迅速に収集し、NECの経験に基づく対処情報を加え、即座に提供する。