日本オラクルは10月23日、クラウド型マーケティングプラットフォーム「Oracle Marketing Cloud」において、顧客に最適化された広告キャンペーンを行うためのクラウド型データ・マネジメント・プラットフォーム「Oracle Data Management Platform(旧BlueKai Data Management Platform)」とクラウド型マーケティング・オートメーション・プラットフォーム「Oracle Eloqua Marketing Cloud Service」の統合を発表した。

両製品の統合により、「Oracle Eloqua Marketing Cloud Service」から生成された顧客の行動データを匿名化したうえで、「Oracle Data Management Platform」に移行することが可能になる。このデータは検索、表示、サイトの最適化、およびモバイル広告で、顧客のリターゲティングのために利用できる。

加えて、「Oracle Eloqua Marketing Cloud Service」のデータは、「Oracle Data Management Platform」に匿名化して移行され、「Oracle Data Management Platform」上で、デジタル・マーケティング担当者がターゲットとする顧客層に類似した属性モデルを作り出し、展開しているチャネルにおいて見込み顧客へリーチを拡充することが可能になった。

こうしたことから、横断的に複数チャネルを活用したターゲティングによって、顧客獲得や囲い込み、クロスセルおよびアップセルを促進し、マーケティング担当者は、キャンペーンに対する顧客の反応や顧客接点のレベルをより正確に把握できるようになる。